組み立て・塗装方法

緩和曲線キット 共通解説書 MjF版
塗装ガイド MJF版

無塗装の道床素材はそのまま無塗装で使用することもできるようになっております。また、お好みによって塗装することも可能です。

新形状の現行品(Nゲージ用)では、細いマスキングテープを巻き付けることで、枕木だけを缶スプレー塗装することもできます。バラスト部分を塗装する場合にはボカシ塗りがおすすめです。

MJF方式では表面が単色ではないので、そのまま表面の色を生かして使用することもできます。またバラスト部分にボカシ塗りの吹き付け塗装など、上級者にも楽しめるようになっております。

なおバラスト部分を単色塗りにしますと、大変残念な見た目になりますので、単色塗りは避けていただきますようお願いします。また道床素材は裏返しで出力されますが、使用時の向きに合わせてご説明いたしております。

大まかな手順としては、以下のようになります。

  1. 引き抜きレールを切断・整形
  2. 引き抜きレールを曲げて道床素材に通す
  3. 位置合わせをしてレールを切断・整形
  4. レールを外して塗装(塗装する場合のみ)
  5. レールの取り付け(塗装する場合のみ)
  6. ジョイナーの取り付け
  7. レールの位置を固定(レールを固定する場合のみ)
  8. 後日道床が反った場合はそりを修正

塗装される場合は、缶スプレーを使うと便利でしょう。車体ではなないですので、挑戦しやすいかと思います。

HOゲージ用では、枕木の塗装は模型用マーカーを使うと便利です。また、NTpをジオラマで使用する場合では、枕木色にスプレー塗装を行いバラスト散布で下地を隠す方法もあります。リニューアルにより、NTpへのバラスト散布は非推奨に変更になりました。ご注意願います。

曲がったレールから受ける力により、道床は次第に変形して外側が浮き上がる場合がありますので、反った場合には反対向きに曲げて調整を行います。変形は半径が小さいほど発生しやすく、反対向きに曲げることにより、レールの(水平方向とは別の)曲がり具合が調整できることで、浮き上がりを修正することができます。材質と出力方式をアクリルからMJF方式PA12GB素材への変更で、反りの発生はほとんどなくなりました。なお出力当初からの若干の反りは、修正してからご使用ください。

レイアウト等に固定する場合では、念のため1か月程経過を観察した方がよいでしょう。この変形は際限なく発生するわけではありませんので、これ以上変形しないことが確認できれば、固定していただいて問題ございません。