架線柱の台座を取り付けることは可能ですか?

種類によっては取り付けることも可能ですが、取り付けが緩すぎるので接着等の加工が必要です。

NTpのB及びNKのBにつきましては、レール端部や裏面の突起を避けていただきますと、干渉することなく取り付けは可能です。取り付けは緩くパチッとはとまりませんので、ジオラマ等で使用する場合は接着等何らかの対応が必要となります。

なお複線以上の場合では、台座の線路間隔を保つ機能は緩和曲線と相性が悪いので、線路同士を結合する部分はカットするなど、必要に応じて加工をお願いします。

HOEにつきましては、取り付けることができませんので、あらかじめご了承ください。

バラスト散布は可能ですか?

現行品(リニューアル品)については、バラスト散布は非推奨です。

旧製品のNTpのBにつきましては枕木とバラスト部分との高さの差が大きめなので、若干バラストを散布しやすくなっておりました。現行品(リニューアル品)は高さの差が小さいのでバラスト散布は非推奨に変更になりました。

なお道床にバラストの凹凸表現がありませんので、道床の斜めの部分にはバラストを載せても流れ落ちてしまいます。バラストとボンド水を混ぜた状態のものを使う方がよいでしょう。なお、粒は小さい方が下の色を隠しやすくなります。

なお、NKのBとHOKのBにつきましては、バラスト散布は推奨しておりません。

塗料はどのような種類がいいですか?

未塗装でもご利用いたたけますが、塗装をされる場合には模型用の油性アクリル塗料(いわゆるプラスチック模型用ラッカー系)を推奨いたします。

なお国内メーカーのプラスチック模型用塗料はレールクリーニング液で溶けてしまいます。油性アクリル塗料の方がエナメル系より溶けにくいようですので、油性アクリル系をご使用ください。タミヤラッカースプレー、Mr.カラー、ガイアカラー、鉄道カラーなどです。
バラストを塗装する場合では、缶スプレーがおすすめです。

また、HOKの枕木につきましては、タミヤペイントマーカーでの塗装を推奨とさせていただいております。

サポート剤はどのような部分に付着していますか?

MJF方式ですので、粉状のサポート材に埋まった状態で出力されます。全体にサポート材が付着し、狭い部分や込み入った場所に多く残ります。

サポート材の状態によっては、グレーのまだら模様になりますので、無塗装でも使いやすい色合いになる場合もございます。
なお、色合いや積層跡を含めた外観にはムラがございますので予めご了承ください。

使用素材MJF PA12GBとは何ですか? 安全ですか?

MJFはHPのインクジェット式3Dプリンタのプリント方式の名称で、PA12GBが材質の名称でございます。粉状のサポート材に埋まった状態でプリントされます。サポート剤は完全には取り除かれず付着した状態での製造販売とまります。

なお食べたり舐めたり吸引して安全ではありません。削れたクズや除去できずに残ったサポート材などは食べたり舐めたり吸引しないようにしてください。クズが発生した場合には即座に処分をお願いします。また、緩和曲線キットを使用しながら飲食されないようお願いします。

HP公式のMJF材料(4種類の素材・PDF)
HP公式の安全データシート(材料の粉・主にプリンタを取り扱う場合の内容・PDF)